ディーラーで必ずと言っていいほど勧められる
支払い方法=残価設定型クレジット、いわゆる【残クレ】
親切に相談に乗ってくれた営業さんからの提案で
あれば耳を傾けてもいいと思ったがネット情報では
「残クレ、きつい」
「残クレ、やめたい」
「残クレ、落とし穴」
などネガティブキーワードが
山のように出てきます。それは全て真実なんでしょうか?
あなたが気になっている問題点は?
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「一時の感情で盛り上がっただけなんじゃないか?」
「口車にのせられただけなんじゃないか?」
「このまま契約していれば、大損するじゃないか?」
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最初にご案内します⬇
理由:「ほとんどの人がローン払い切る前提のため」
解決策は、1つだけです。
それは、「ちゃんと比較検討すること」
車選びってエネルギーを使いませんか?
- 車種
- カラー
- メーカーオプション
- 販売店オプション
- 点検パックの有無
- 下取り
- 保険入替え・再加入
- 登録までの書類打ち合わせ
支払いを考えるときには結構疲れているんですね。。
なので、多くの方は勢いに任せて契約してしまいます。
この記事をみて、事前に知識を得ていれば「残クレの美味しいところだけ」
掴める可能性があります。
最後まで読んで頂ければ、オススメされるまま契約することもありません。
つまり「後悔しない買い方」が実現できます
🚗トヨタディーラー現役営業 【15年選手】
✊顧客1000人以上を担当
💰FP 2級技能士
✨割賦手数料・保険手数料/2年連続1位
①残クレ、デメリット3選
②でも、こんな方へお勧め出来ます👍
残クレ・デメリット3選
残クレは、頭金なしで月々が抑えられる魅力的な商品
車の買い替えを10年周期でしているかたは、
新車が高くて驚いている方も多いのでは?
例①
売れ筋の「アルファード/ゴールデンアイズ」※値引き有りの相場
アルファードH24(新車乗りだし価格380万)⇨現在ガソリンSCパッケージ(新車乗りだし価格550万)
これでは、10年前の感覚で車貯金していた方は中古車しか買えません。
頭金を加えてローンを組むのも納得です。
大きなデメリットは、下記の3つ
- 金利を多く取るロジックがある
- 距離/車両状態に制限がつく
- 所有権が販売店
残クレのデメリット・きつい理由① 金利手数料が多い
「通常金利5.9%。 残価クレジット3.9%!!」
頭金なし!毎月も抑えられます!
皆さん、これで買ってますよ!
こう言われれば、「ちょっとアリかも。」
と思う方も多いと思います。
支払いプラン | 残クレ | 通常ローン | 通常ローン |
期 間 | 5年 | 5年 | 5年 |
金 利 | 3.9% | 5.9% | 3.9% (残クレと同じ場合) |
月々支払 | 3万7536円 | 5万7859円 | 5万5114円 |
手数料 | 45万2160円 | 47万1540円 | 30万6840円 |
5年後の支払い | 120万 | 0円 | 0円 |
総 額 | 345万2160円 | 347万1540円 | 330万6840円 |
差 額 | ベース | +1万9380円 | −14万5320円 |
上記のように、毎月の「毎月、楽な支払い」が優先順位が高ければ
残クレも悪い商品ではありません。
なぜ総額が高いのか?
⇨【残価の120万円にたいしても、金利の計算がのっているため】これがロジックです。
5年後/残り120万⇨【再分割・一括支払い・返却・乗り換え】から選択。
しかし、トータルでの支払い・5年後も残額があることを
「選択肢がある」と考えるのか
「180万しか払ってないのか…」と考えるのか
それは、あなたの状況によって違います。
残クレのデメリット② 距離/車両状態に制限がつく
残クレには【返却保証】というものがつきます。
これは、返却時に人気がなくて価値が下がっても契約時に約束した車両価格で下取りますよ👍
というのものです。
とはいえ、どんな状態でも良いわけではありません。
- 走行距離⇨1万5000キロ/年=1250キロ/月
- 返却査定時に内外装において100点以内の減点まで
- 修復歴なし
- 改造不可
順番に説明します。
・走行距離が15000キロ/年
下記をご覧頂くと分かるようになかなか
15000㌔を超える事は少ない(全体でみた場合)
地方でも個人で1ヶ月1000㌔走ると多いほうだと思います。
引用元:ソニー損保
・返却時の内外装100点以内とは?
⇨修復歴がなく、大きな傷さえなければ大抵は問題ありません。(修復歴になった場合は、買取がおすすめです。)
・改造不可
⇨ 一般的にカスタムであればもとに戻す必要は有りません。
- 車検に通らない改造
- メーカー保証が受けれないような違法改造
- いきすぎたローダウン
近頃は、ノーマルでも素敵な車種が増えてきたので「ちょいカスタム」だけであれば
問題ないと思います。
早い話、ここがネックになる方は、
- 過走行/年間3万キロ以上走るなど
- 運転に自信がない方・これまで事故が多い方
- ペットを車内に入れる・ヘビースモーカー
- エンジンのチューンアップやカスタムに力を入れたい方
残クレのデメリット③ 所有権が販売店
- ローン完済して所有権を自分に変えなければ売れない
- 必ず売る前には、担当営業にバレる
銀行のローンであれば、「所有権は使用者本人」
理由:銀行は、あなたの信用でお金を貸しているため(審査に時間がかかる・販社の審査より通りにくいなどの条件があります。)
いつ売るか?など誰にも左右されません。
これが、所有権があると販売先によっては「所有権解除書類」をじぶんで
準備する手間が増えます。
買い替えや売ろうとするときに担当営業からアプローチをうけることがあります。
残クレは、こんな方へオススメできます👍
- 審査に不安がある方(車が担保になるため審査が通りやすい・審査が早い)
- 残価を設定して、5年後の生活の変化に備えたい方
- マックス値引きが欲しい方(買い替えサイクルが早い方)
- 販社が特別な残クレを扱っている(金利が安い・メンテナンスパック無料など)
- コンパクトカーなど値引き(小)の車両に対して、残クレにすることで
金利<値引きが多い状態になる - 元金が少ない方(金利の%ばかり見て、総額で考えると銀行と手数料が大差ない場合)
※ 早期完済できない・借り換え出来ないなどの制限はありません
状況によって「契約アリかも」!
ディーラーの残クレのメリットは“下取り保証”があることです。
コンパクトカーなどで、残債>査定価格が下回ることが…
デメリット②で解説した「距離・状態」に制限はありますが、
契約満了時に【返却】という方法で残債がなくなり車を返すだけで済んだ方は助かっています。
銀行借入れは、「低金利+長期」1択がおすすめ
- 長期をすすめる理由(月額を最低にすることで、ライフスタイルの変化・急な出費でも困らない状況を作る)
- 「早く完済したい…」という方は、余裕資金が貯れば一括返済がおすすめ
- 3つぐらいの銀行で比較してみる(交渉が通りやすい)
銀行借入れ 【注意点】
- 借り入れ時に条件を付けてくる銀行は、やめよう
(定期預金口座開設・クレジットカード作成・口座を給与振込へ変更など) - 保証金は、含まれているか確認
(保証金が含まれておらず契約時に、提示してくる銀行もあります) - 一括返済時、金利は再計算になるか?
(早期完済しても、契約年数分の金利請求してくる銀行も)
まとめ
- 残クレの金利を多く取るマジック
- 店頭の商談で
「通常金利の場合、少し高くて5.9%、残クレだと3.9%さらに頭金もいらず毎月こんなに安くなります!」
こんなセールストークを、そのまま信じるのはやめましょう。
【解説】
残クレ3.9%と表示されていても、実は通常金利4.0%以上の手数料が取られていたりします。理由:残価に対しても金利の掛け算がされているから
- 距離/車両状態に制限
- 距離15000キロ/年・車両状態「修復歴なし」
「車買うのに、借りているみたいで嫌だ。」
「気兼ねなく、使いたい。」
このように感じるのは、当たり前ですよね?
ですが…
【買うときの手段で、残クレを選んだ】乗り潰す前提なら無視‼
「返却」を選んだ場合のみ条件あり。
この考え方で問題ありません。
- 所有権が販売店
- ・銀行…あなたの信用に対して貸付(所有権:あなた)
・ディーラー…車を担保に貸付(所有権:販社)
▪車を買い換えるときにディーラーで所有権移転の手続きが必要。
買取業者に出した場合、業者が手続きしてくれる場合があります。
所有権(自分)メリット⬇
・購入先に売買の情報がもれない
・印鑑証明をとるだけで自由に販売できる。
所有権(ディーラー)メリット⬇
・審査が通りやすい
・審査が銀行より早い
私なら
「フルローンなら銀行で長期+低金利一択」
①「コンパクトカー+頭金有り+ディーラーの特別なキャンペーン有り」
(金利手数料が低いため)
②アルファードなど下取りが高い車+買い替えサイクルが早い
(値引きが多くなる場合があるため)
上記なら「残クレあり」です👍
ディーラーごとキャンペーンなどで、銀行よりも金利条件が良い場合
⇨迷わず残クレ